外壁塗装のひび割れの種類とは?おうちの安全を守るための見極め方
「おうちの外壁に細かい線が入っているのを見つけたけれど、これってすぐに直したほうがいいのかな?」と心配になっていませんか。
毎日雨風や強い日差しから家族を守ってくれている外壁は、時間が経つにつれてさまざまなダメージを受けていきます。中でも「ひび割れ」は、おうちからのSOSをいち早くキャッチできる大切なポイントです。
ここでは、外壁にできるひび割れの種類やそれぞれの危険度、そして見つけたときにどう対応すればよいのかを分かりやすく解説していきます。おうちの健康状態を正しく知るためのヒントを確認していきましょう。
外壁のひび割れ(クラック)はなぜ起きる?
そもそも、どうして外壁にはひび割れが起きてしまうのでしょうか。主な原因を知ることで、今後の予防にも役立ちます。
- 経年劣化と紫外線によるダメージ太陽の光に含まれる紫外線や毎日の雨風によって、外壁の表面をまもっている塗膜や外壁材そのものが少しずつ硬くなり、弾力性を失うことで亀裂が入りやすくなります。
- 地震や車の振動による揺れ日本で暮らしていると避けて通れない地震の揺れや、近くを大きなトラックが通ったときの細かい振動が、建物にかかる負担となってひび割れを引き起こすことがあります。
- 建物の構造的な動きや温度変化気温が高くなると膨らみ、寒くなると縮むという外壁材の性質や、木造住宅などのわずかな乾燥や歪みが、継ぎ目や弱い部分にひびとなって現れることがあります。
要注意!外壁に発生するひび割れの主な種類と特徴
外壁のひび割れは、その幅や深さによっておうちに与えるダメージが大きく異なります。ご自宅の外壁に起きている亀裂がどの状態にあてはまるか、確認してみましょう。
1. ヘアークラック(髪の毛ほどの細いひび割れ)
髪の毛のように非常に細く、浅い線状のひび割れを指します。幅が零点三ミリメートル未満、深さが浅いものがこれに分類されます。
- 危険度と状態すぐに建物の内部に雨水が入り込むような深刻な状態ではありません。モルタルなどの外壁によく見られる比較的軽度なひび割れです。
- 対処のポイント今すぐ大掛かりな工事が必要になるわけではありませんが、放置すると少しずつ幅が広がってしまうことがあるため、定期的に様子を観察しておくことが大切です。
2. 構造クラック(幅が広く深いひび割れ)
幅が零点三ミリメートル以上あり、深さもある目立ったひび割れのことを指します。外壁材の内部まで亀裂が達している可能性があります。
- 危険度と状態建物にとって非常に警戒が必要な状態です。この隙間から雨水が建物内部の構造部分にまで染み込み、柱や土台の腐食を引き起こす恐れがあります。
- 対処のポイントご自身で補修するのは難しいため、早めに専門の業者に点検を依頼し、適切な補修工事や塗装を行ってもらうことが重要です。
3. 開口部周辺のひび割れ(窓枠やドアの角)
窓のサッシの四隅や、出入り口のドアの角の部分から斜めに伸びるひび割れです。
- 危険度と状態建物にかかる力が一箇所に集中しやすい場所に起きるため、構造的な歪みや力のバランスが影響しているケースが見られます。
- 対処のポイント隙間から雨水が室内に伝わる原因になりやすいため、雨漏りにつながる前にしっかりと状態を確認してもらうのが安心です。
4. モルタル壁の縮みによるひび割れ(乾燥収縮)
モルタルなどの左官仕上げの外壁で、施工時の乾燥過程やその後の水分蒸発によって網の目のように細かく入るひび割れです。
- 危険度と状態ひび割れの入り方や広がり方によっては、外壁の表面だけでなく内部の防水層まで影響が及んでいる場合があります。
- 対処のポイント広範囲にわたって見られるときは、外壁全体の保護性能が低下しているサインであることが多いため、専門業者による全体的なメンテナンスを検討するタイミングといえます。
ひび割れをそのまま放置してしまうとどうなる?
「まだ小さな線だから大丈夫」と、ひび割れをそのままにしておくと、次のような深刻なトラブルにつながるリスクが高まります。
- 雨漏りによる内部の腐食外壁の隙間から入り込んだ水分が、外壁の裏側にある下地や柱などの木部を湿らせ、時間をかけて腐らせてしまいます。
- 金属部のサビと劣化内部に通っている釘や金具、鉄骨などの金属部分が水分に触れることでサビが発生し、建物の強度が低下する原因になります。
- シロアリなどの害虫被害湿気がこもりやすくなった木部は、湿気を好むシロアリなどの格好の生息場所になりやすく、おうちの土台を傷める恐れがあります。
自宅のひび割れを見つけたときの正しい対処ステップ
ご自宅の外壁にひび割れを見つけたときは、焦らずに次のような手順で状況を確認していきましょう。
- まずは幅や長さを確認する定規をあてたり、スマートフォンのカメラで接写して残したりしながら、ひび割れの幅や深さがどの程度あるかを確かめます。
- 日を追って変化がないか見る数週間から数ヶ月の間に、ひび割れが長くなったり広がったりしていないか、定期的に定点観測をしてみます。
- 専門の業者に相談する少しでも不安を感じるひび割れや、幅の広い亀裂を見つけたときは、無理に自分でパテなどで埋めようとせず、信頼できる外壁塗装の専門業者に相談して正確な診断を受けましょう。
まとめ
外壁のひび割れは、住まいが日々受けているダメージや経年劣化を私たちに教えてくれる大切なサインです。
髪の毛のような細い線であっても、そのまま放置せずに日頃から気にかけておくことで、おうちの大きなトラブルを防ぐことができます。「いつもと違うな」「少し隙間が大きくなってきたな」と感じたら、住まいの健康状態を見直すタイミングとして、早めの対策を整えていきましょう。
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